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2017年04月24日

海燕社の小さな映画会2017 4月会 『鳥の道を越えて』

「海燕社の小さな映画会2017 4月会」
 【 2017.4.22(土)18:00上映開始20:00終了/沖縄県立博物館・美術館 博物館講座室】
                  

〈上映作品〉
 『鳥の道を越えて』(2014年/93分/今井友樹監督)
     平成26年度文化庁映画賞 文化記録映画優秀賞
     第88回キネマ旬報ベストテン 文化映画部門第1位
     第2回グリーンイメージ国際環境映像祭 グリーンイメージ賞
     第56回科学技術映像祭 内閣総理大臣賞



〈プログラム〉
 1.開場(受付:澤岻健、資料配布:協力スタッフ、進行上映:城間あさみ、司会:長浜靖)
 2.上映前挨拶(『イザイホウ』『ふじ学徒隊』野村岳也監督)
 3.『鳥の道を越えて』上映
 4.上映後挨拶(『鳥の道を越えて』今井友樹監督)
 5.意見交換
 6.アンケート回収




※お客さまの感想〈アンケートより〉


人はいつから自然と袂を分かつことになったのだろう。
この映画には、その境界や狭間に生きてきた人々が映っている。
時代の流れとともにそうした人々の姿が見えにくくなってゆくのと同時に
日本の自然もまた衰えて行っているような気がしてならない。     〈50代男性〉


いながらにして、このような素晴らしい映画を拝見出来、感謝です。
お若い今井監督の感性に今後も期待しています。益々のご活躍を!
かすみ網の禁止がGHQとは!人を殺してばかりなのに、ネ。
学者でもない古の人々の知恵、それこそ、宝物ですネ。
とてもいい企画、ありがとうございました。    〈70代女性〉


命を頂いているというあたりまえのことを改めて思いました。
カスミ網にかかった鳥は再び同じルートを渡るのでしょうか。
カスミ網、生まれて初めて現物を見ました。衝撃でした。
鳥の少なくなった原因は、密猟だけでなく環境汚染もないでしょうか。
鳥の道は風の道、ということばが印象的でした。        〈女性〉


貴重な映画と思いました。
鳥と人間の歴史が記録されている。
まだカモ猟が行われているのにショックを受けた。
しかし、伝統であり、保護とのバランスの問題もあり
答えは判断できない。         〈60代男性〉


渡り鳥を食べていた文化がこの日本にあるなんて、初めて知りました。
自分の足元から始まった映画作り、すごいなあと思いました。
こういう文化があったことを映像として後世に残すことは有意義な事と思います。
これから渡り鳥を見る時に、今までと違った気持ちで見るようになると思います。  〈60代女性〉



事前に映画情報なしの状態で鑑賞しましたが
・鳥のフンから木の実の種が出て来て、渡り鳥が遠くに運んでくれたことで
その木の実を広げていったことで、自然の凄さを感じました。
・監督の今回この映画を作るきっかけが、うまく表現できませんが
心に響きました。            〈女性)


食文化とは、やはりタブーになってはいけないと感じました。   〈40代男性〉


カスミ網猟の言葉や方法については大方知っていた。
今回の映像で見ることができてよかった。
宮古島地方にもサシバ(タカ)猟があった。
1947年以降の禁止政策の過程についてはもっと詳しく聞きたかった。(GHQの指示で!)
条件付きの復活に賛成です。      〈60代男性〉


時代の食文化を感じた。      〈70代女性〉


調査としてのカスミ網の利用については知っていましたが
文化や生活の糧としてのカスミ網猟について詳しく知ることができ
またその体験をした人の生の声がきえたのはよかったです。     〈30代女性〉


とてもおもしろかったです。
ありがとうございます。
まだ(カスミ網猟)密猟しているとの事ですが、
小鳥をとって何の得があるのかわかりませんでした。     〈40代女性〉


鳥の本能に改めて驚かされました。
人と生き物の関わりを改めて考えさせられ、
すばらしい映像でした。
これからの作品に期待します。       〈60代女性〉


戦争の前からの昔の人々の豊かなしなやかなくらしの一端にふれることができた。
かすみ網や密猟だけが、本当に鳥の数を減らした原因だったのかも少し気になった。
何か良い方向へ進めることはできないのかとも。
今井監督のお話を聞くことができて楽しかった。
これからも頑張って欲しいです。       〈50代女性〉


日本の伝統文化を再認識した。    〈40代男性〉


小さい村からカスミ網が今では世界中の鳥調査に使われているのが
日本人としてうれしいです。
「鳥の道」があることを知り、戦後の食文化が変り、大変な思いがあったと思いますが
昔の文化を知ることは、日本を知ることになりました。     〈60代男性〉


生きるため。
でも、現在はスズメすら、みられない。      〈50代女性〉


20~30年前、東濃地方に居て
時々かすみ網の話を聞いた事があったのを思い出しました。
焼鳥にして食したような事でした。     〈70代男性〉


すべて生命(いのち)あるものは、すばらしいと思います。
次は鳥に生まれたい!
長い時間をかけて制作して下さってありがとうございました!
お疲れ様です。          〈60代女性〉


音楽、映像ともに良かった。
登場人物の方々が、すごい人間らしい味のある美しい表情をなさっていた。
自然が背景にあったせいでしょうか。言葉やお話も聞きやすかった。
あのいっぱいの鳥はどこへ行ったのでしょうか。
鳥屋のかすみ網猟の人達、又保護する人達、いろいろな側面から長い時間をかけただけ
奥の深い作品になったのではないかと思います。    〈60代〉


先人の生きるための知恵を愛護の名のもとに途絶えさせていいものか。
その土地の文化が法律で禁止され消えてゆくやるせなさ。
森が山が自然がだんだんと人の生活から遠ざかっていく不安。
いろいろなことを考えさせられる時間でした。          〈40代女性〉


「鳥の道を越えて」をみて、
その昔、麦畑に祖父の手伝いに行った時
ウズラが飛び立った場所を見届けたら、
あったかいタマゴが3~5個ありました・・・・
ああ、その姿がなつかしい。
ヒヨドリが海を渡った。びっくりしました。       〈80代女性〉


エサになる木の実が渡りの途中の山や森の中で
どのように見分けるのでしょうか。
(例:北海道の鮭が生まれた川に帰ってくるというような例。
この場合は、水のにおいが記憶になっていると聞いたことがある)
地形が集団記憶になっているのでしょうか。           〈60代女性〉


ヒヨドリが越冬や海を渡る様子をもう少し知りたかった。
大変感動した映画でした。              〈60代男性〉


数十年前の人々の生活、猟法、渡りのルートなど、
とても興味深く、勉強になりました。
昔話をしている方々の楽しそうな表情が印象的でした。     〈30代男性〉


鳥の話をする時の目をキラキラさせ、思わずにっこり話すお年寄りが何ともチャーミング。
でも、文化としてあった時代、禁じられていた時代があったことを知りました。
時間、季節、自然と一体になって、そのやりとりは単なる食糧としてでなく呼吸のようでした。
足元をほる、という監督の姿勢に感動しました。        〈40代女性〉


タイトルに惹かれて来ましたが、8年もかかって完成したそうで感激しました。
数十年前の生活や登場人物に思いを馳せます。次の作品も見たいです。
今井さんも好感のもてるいい監督です。         〈60代女性〉


よくぞ調べあげてくれました。
大切な事は復活をあきらめないことだと思います。    〈50代男性〉


貴重な映像をみることができ、とても勉強になりました。
体験してくれた方々の生の声が残れたことに感謝します。     〈女性〉


その開催地と少しでも共通する内容であれば
共感のツボを刺激するのでしょうか。
「鳥の道は風の道」サシバの話。
質問者の言葉が心に残る。
ありがとうございました。         〈50代女性〉


深い山と鳥を捕って食べる地域の存在は驚きでした。
小さな島の沖縄では想像することもできませんでした。
宮古ではサシバを食べていると聞きましたが、
これは一般的ではなく限定されていたもののようです。
所変われば品変る、地域文化の面白さを再認識させられました。     〈60代男性〉


鳥が少なくなったのは、禁猟だけのせいではないと思います。
自然と一体化した生活や文化を守るべきだと思いました。
ありがとうございました。               〈50代男性〉


これまで以上に鳥に関心を持つことになるでしょう。
雄大な自然の中で鳥と人間の織りなす文化を記録した映画に感動しました。
私が子どもの頃は、〝さしば〟の渡りをよく見ました。(首里在の頃)
たくさんのさしばを首が痛くなるほど眺めたものです。
昔は首里にも「鳥の道」があったのだなあと改めて思いました。    〈70代女性〉


食文化と生態系保護のせめぎ合いに胸がチクっと痛くなりました。
素朴な疑問を丁寧に追う監督と一緒になって映像を見た、そんな気分になり(れ)ました。
ありがとうございました。         〈50代女性〉


とてもていねいな調査、記録でした。
地域の切実な状況、猟の文化、保護への動き、それぞれに関わる人々の思いを
きちんととらえられて映像にされていたと思います。
゛保護〟と〝狩猟〟のバランスについては私自身、考えの整理はついていませんが
黒い大群の鳥たちを私もみてみたいと思います。
とても良い映画でした。ありがとうございました!
会場からサシバ猟の話も聞くことが出来てよかったです。     〈40代女性〉


学術的にはすばらしい記録映画に感動しました。
後世にずっと継承されていくと思います。
今後、渡り鳥と会えるときの見方が変りました。より、慈しみを感じます。
御功労に感謝致します。次回作も期待します。
本日は映画に出会えたことに深く感謝致します。       〈60代女性〉


上映後のスピーチを含めて、とても良かったです。
麹漬けの鳥、ぜひ食べてみたいです。
今、捕ることはできなくても、少なくとも、地域のこどもたちには、
みんなのひいおじいちゃんたちが体で感じていた、夜明けに山の向こうから
渡ってくる鳥の群れを体験させてあげて下さい。
幼・小・中の体験学習として。             〈40代男性〉


祖父の記憶をたどる孫である監督の視点は誠実そのもの。      〈30代男性〉


身近にあった小さな疑問から、それをひとつひとつ丹念に取材して、
このような映画を作られた今井監督の思いに圧倒されました。
8年もかけられたとは!
また、このような文化があったんだ。へぇ~と思ってのほほんとみていたら
最後に密猟の話があって、それも衝撃でした。           〈40代女性〉


日常の生活の中のふとした疑問、関心をきっかけにその実態を追究していく、
その中から明らかになってくる様々な事実、それを取り巻く様々な人々のとらえ方
時代の変化に伴う評価の違い等々を根気強く積み重ね、人々の歴史の一つとして
事実として、誰でも、いつでも、知ることのできる資料?を作成していくことに感銘をうけた。
人が人として残せる取り組める使命?を実践している若者の存在に感動しました。
〝土の子〟もおもしろそうですネ。楽しみにしています。       〈60代女性〉


地域の文化の違いを大変学びました。
そのことで鳥を通して感じて社会問題になって感じて
運動出来るってすばらしいです。          〈60代女性〉


「かすみ網猟を根絶するのに50年かかった」という言葉が、
なぜか沖縄の方言と重なりました。
「方言札」を使って、戦後も方言を禁止して、言葉が失われました。
今、「島くとぅば」(方言)を取り戻そうとしていることに、複雑な気持ちです。
生きものと人間の文化がつながっていること、私も、また自身の文化を見つめ直してみます。
東濃地方も行ってみたいです。ありがとうございました!     〈40代女性〉


鳥を食料とする文化を肯定します。
現在のように、代替の食料源がある(ように取れる)時代においては、禁止(資源保護)と思う。
映画では見られなかった監督の葛藤が聞くことができて大変良かった。    〈60代女性〉


台湾から渡ってきたくちばしの鋭い鳥による果物(パパイヤ)等の被害をこうむっています。
朝は鳥の声に目覚めるのですが、今頃その声は激しさを増し、このとてつもない鳥は何だろうと
驚いております。繁殖期なのでしょうか。             〈60代女性〉


文化と自然の関わりについて考えるきっかけになりました。
また沖縄の文化と自然の関わりについても興味をもちました。    〈30代男性〉


鳥の道は風の道であることを知りました。
自然の営みを通し深い内容となっていました。     〈50代〉


鳥と人が作った文化がカスミ網猟だったのですね。
〝命をいただき命に感謝する〟文化だからこそ
鳥と人とのひとつの交流として心に残りました。
大切な時代でもありました。       〈50代女性〉




※ 「海燕社の小さな映画会2017.4月会」に来場・支援・応援下さいましたみなさんへ

    心より御礼申し上げます。
    雨の中、沢山のみなさんが、ご来場下さいました。
    4月は年度初め、清明祭など、忙しい時期です。
    お越し下さったみなさんに心よりお礼申し上げます。
    ご来場、ありがとうございました。
    海燕社の小さな映画会・・4月会も広告支援を頂きました。
    3社様、ありがとうございました。
    「北谷竹細工」様、
    「木彫・漆工芸『ゆん』」様、
    「沖縄文化社」様、
    心より御礼申し上げます。
    今回、初めて後援を申請して受理されました。
    後援の「沖縄県」様、「那覇市」様、ありがとうございました。
    沖縄県立博物館・美術館のスタッフのみなさん、
    お世話になりました。いつもありがとうございます。
    「琉球新報社」様と「沖縄タイムス社」様、
    記事の掲載、情報告知にご協力下さいました。ありがとうございました。
    「ぴらつか暦」「カレンド沖縄」様、
    上映告知にいつもご協力頂いています。ありがとうございます。
    フライヤーを置いて下さった店舗のみなさん、ありがとうございました。
    ツイッターやフェイスブックなどSNSで応援して下さいましたみなさん、
    いつもいつもありがとうございます。
    沢山のみなさんがアンケートにもご協力下さり、感想を寄せて下さいました。
    とてもうれしいです。ありがとうございました。
    最後に、海燕社の小さな映画会での作品上映をこころよく受けて下さり
    またご厚意で東京から上映会に駆けつけて下さった今井友樹監督に感謝申し上げます。
    ありがとうございました!
    映画会を振り返って、海燕社の反省は、
    まず、目標の満員にすることが出来なかったことです。
    沖縄初上映とのことでしたので、達成したかったのですが残念です。
    宣伝努力が足りなかったと思います。
    毎回の課題です。工夫して乗り越えていきたいです。
    次に、時間配分、進行で、不手際があったことです。
    上映後、今井監督とお客様との交流の時間とたっぷりととることができなかったのです。
    ご来場のみなさんにも今井監督にも大変申し訳なく思っています。
    そんな状況の中で、手を上げ「宮古島でのサシバ猟」の貴重なお話をされた方がいたのです。
    たっぷりと話してもらいたかったですし、もっと聞きたかったですが、閉館時間が迫り、
    途中で話を止めてもらったのです。その方に大変申し訳なく思います。
    そして、結果的に閉館時間を過ぎての撤収となりました。
    沖縄県立博物館・美術館のスタッフのみなさんにもご迷惑をおかけすることになりました。
    時間配分、進行の不手際、みなさんに、お詫びします。すみませんでした。
    嬉しかったことは、
    まず、なんといっても、今井友樹監督がご厚意で映画会に参加してくれたことです。
    今井監督、映画会当日に来沖、空港から直接会場入り、翌朝、東京に戻ったのです。
    この映画会のために、沖縄に来て下さいました。ほんとうにありがとうございます。
    外部作品を上映するにあたっては、
    私達・海燕社がどこまで語っていいものか、と毎回悩みながら上映しています。
    私達もそこから解放されましたし、お客様もより作品を知ることが出来たと思います。
    今井監督が参加してくれたおかげです。ありがとうございます。
    次に、これは毎回、嬉しいのですが、
    今回も沢山のお客様が、感想を書いて下さったことです。ありがとうございます。
    また小さな映画会の今後に期待する声かけを沢山頂きました。
    リクエストがいろいろあったのです。感謝申し上げます。
    みなさまの励ましを胸に、これからも小さな映画会の活動を地道に続けられたらと思います。
    最後に、この映画会を応援して下さいましたみなさんおひとりおひとりに
    心をこめて感謝申し上げます。ありがとうございました。
                      
                                   海燕社



        

          カスミ網の遠い記憶 (4月17日掲載)


もう戦前のことだから、ずいぶん昔のことになる。
僕が小学校3年の頃の話である。
石川県には加賀と能登の境に宝達山という小高い山がある。
一度だけここでカスミ網猟に参加したことがある。
父とその仲間につれられて暗いうちから山へ登り、
朝明けとともに鳥屋へ着いた。
そこには鳥屋のオヤジがカスミ網を張って待っていた。
このオヤジは酒好きな人で、しかもカラミ酒で知られていた。
僕達は2升の酒を土産に持ってきていたのだが、
帰るときまでオヤジに渡さないのだった。
鳥屋のオヤジは、その形をみて酒だと分るのだが、
まだ、もらったわけでもないから、チロチロと見て喉仏を動かすだけである。

あの頃は、どこの村や町にも酒呑みといわれる人が二人や三人はいたものである。
彼らは「酒呑み」として市民権を得ていたのである。
酒呑みは、いつも一升ビンをかかえて呑み歩く。
疲れればそこで座り、眠くなれば道の真中だろうが関係なく眠りにつくのだ。
その頃は車も通らないし、交通事故の心配もない。
荷馬車が通るだけだが、馬車曳きがついているから心配はない。
仕事を終えて帰途につく時は、馬車曳きが荷台に乗って居眠りしながら
馬に勝手に家へ連れて行ってもらうわけだが、
馬は道に寝ている酒呑みをみると、ひくようなことは絶対にない。
止まって、ヒヒヒンと鼻息を吹きかける。それを聞いた馬車曳きは
降りて来て酒呑みを道端へ片づけるのである。
子供たちが通りかかって、時々酒呑みの髪の毛を一本引き抜いたり
鼻をつまんだり、いたずらをするのだが、
酒呑みは、コラーッ!と声をあげるが特に怒ったわけではないのだ。
子供たちもしつこくいたずらをすることもない。
子供たちは酒呑みというキャラクターを内心尊敬していたふしがある。

話はカスミ網猟に戻るが、
僕たちは鳥屋のオヤジの指導で沢山の小鳥を一網打尽にした。
このオヤジは呑んでいない時は礼儀正しく、気が利いて、
鳥捕りにすばらしい能力を示すのである。
捕った小鳥は、その場で調理し焼いて食べさせてくれた。
水を一切使わない。水を使うと不味くなると言って
血のしたたる鳥をそのまま焼くのであった。
僕たちは大いに食べ、楽しんで、帰途につく。
その時、土産の二升の酒を差し上げたのである。
一人になった鳥屋のオヤジは、大声で歌い、叫び、
僕たちを罵倒しながら、酒をおおいに楽しんだことだろう。


                            海燕社 野村 岳也























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Posted by カイエンシャ at 14:08 │海燕社の小さな映画会