映画『ふじ学徒隊』製作10周年記念映画会
「映画『ふじ学徒隊』製作10周年記念映画会」
【2022.6.26(日)/沖縄県立博物館・美術館3階講堂
12:45開場/13:30上映会開始/13:35上映開始/15:00上映会終了】
鑑賞料:500円(一般)/無料(高校生以下)
〈上映作品〉
『ふじ学徒隊』(2012年製作/48分)
※特別併映
『映画監督野村岳也』(2020年製作/12分)
〈入場まで〉※スタッフ&お客様 マスク着用
1.足型マーク設置(受付ソーシャルディスタンス)
2.検温(館内入口と劇場入口いずれかで可)
3.手指アルコール消毒(劇場入口設置)
4.先着順座席指定
5.受付:予約確認の上、指定席番号付入場券配布
5.入場:指定席に着席
<プログラム>
1.開会(本日日程説明と諸注意等)
2.主催者挨拶
3.『映画監督野村岳也』上映
4.『ふじ学徒隊』上映
5.製作10周年に寄せてメッセージ披露
6.閉会
<スタッフ> 5人(海燕社2人、ボランティアスタッフ5人)
準備・片付け:全スタッフ
座席指定(ボランティアスタッフ2人)
受付:(澤岻健/ボランティアスタッフ)
上映:(ボランティアスタッフ)
司会:(ボランティアスタッフ)
全体:(城間あさみ)
〈後援〉沖縄県/那覇市
〈お客さまの感想(アンケートより)〉
せんそうは、
かなしくて、
つらいのに、
やるんだろう。 10才以下女性
せんそうというのは
こんなに
かなしいことなんだと
よくわかった。
ふじがくとたいが
たすかっても
たすからなくても
人は
しんでしまうということが
よくわかった。
ふじがくとたいの
たいちょうが
じけつをして
せいとが
ないて帰ってきて
とてもかなしそうだった。 10才以下男性
この映画は
出来るだけ多くの人に
観てもらいたい。 60代男性
ふじ学徒隊のことを
初めて知りました。
これから
周りの人にも
話したいと思いました。 70代女性
今年もまた
「ふじ学徒隊」に
出会いました。
この思いは、
今年は
特に気持ちが
うつになりました。
年齢と共に
6月は
ますます
気持ちが
重くなっています。
今回は
コロナで
若い人に
声をかける事が
出来なくて
残念でした。 80代女性
この映画を観ると
自分の不満や
日常の悩みの
小ささを
実感します。
学徒隊の方々の
証言は
もう想像を絶していて
この世のものとは
思えません。
生きている限り
おいしいものを
食べて
ぜいたくをして
欲しいです。
悲しすぎて
かわいそうで
観てられませんでした。 40代女性
平和に
暮らして行けることの
ありがたさに
感謝するとともに
危険な方向に
向かっている日本と
子供の将来を
心配に思います。
戦争をしないで
済むには
どうしたら良いか
考え続けて
行きたいです。 40代女性
映画が
作成して
10年と
紹介があり
とても重く、
感慨深く
視聴させて
いただきました。
有り難うございました。 50代男性
次回も
また
観たいと思う。 60代男性
豊見城城址には
仕事で
毎日のように
通っています。
戦争で
ふじ学徒隊の方々が
ここに
動員されたことは
知らず
この映画は
見ないといけないなと
思いました。
戦争は
悲しいです。
それでも
知らないでいることより
知らないといけないんだと
本当に
思いました。 女性
生きることを
死んではならないと
伝えた
隊長に
感謝したい。 50代女性
ふじ学徒隊は
生き残りたかったから
死ぬ人が
2~3名だった。
戦争は今
ウクライナで
やっているけれど
やってはいけないと思う。
ウクライナや
他の国で
戦争がおこっているということを
意識して
生活して
いこうと思った。 10代男性
私は
ひめゆり学徒隊は
知っていました。
そして
学校で
勉強していたので
何をするかも
知っていました。
だけど、
経験した人からの
話を聞くと
知らなかったことが
よくわかりました。
学校よりも、
もっと詳しく
話を聞けたので
よかったです。
またこうして
説明会(?)があったら
また聞きたいです。 10代女性
何回
見ても
涙が止まりません。
この映画ほど
涙が出る映画はありません。
なぜだろうと思います。
きっと
この映画の持つ真実と
映画としての完成度が
たいへん高いということでしょうか。
すばらしい作品です。
一人でもより多くの人に
この映画を見てほしい!
海燕社がんばって下さい。
応援しています。 70代女性
戦争のむごさを
あらためて
思い知らされ
悲しく
亡くなられた方々の
ご冥福を心から
願わずには
いられません。
16、17才の
学徒隊が
絶対に目にしたくなった
光景を
戦後も引きずり
亡くなった方の
気持ちは
計り知れない事
だったと思います。
二度と
戦争はいやです。 70代女性
小池隊長と
ゆかりのある
長野県の
若い世代に
この映画を
みる機会が
もっと増えると
いいなと
思います。 30代女性
代表の城間さんの
ご挨拶の時から
涙が止まりませんでした。
試写会の時から
5回以上
映画を観てますが
最後の
小池隊長の言葉
「絶対に死んではならない」のところで
解散命令後に
逃げたグループごとの
学徒の写真が
写っている事に
初めて気づきました。
田崎芳子さんに
2007年3月に
豊見城の野戦病院壕で
体験談を語って頂いた事。
名城文子さんには
2007年6月23日の慰霊の日に
ひめゆり学徒として
自決した妹さんの
最期の場所
荒崎海岸に
連れて行って頂いた事。
仲里ハルさんには
安村佳子さん、
大仲紀久子さんと
逃げる途中に
米軍の攻撃で
三つ編みが
吹き飛んだが
無傷だったという話や
戦争の事以外に
ハルちゃんの
健康法を
色々と教えて
頂いた事などを
思い出しながら
泣きながら
観ていました。 40代女性
海燕社さん
これからも
応援しています。
いかなる戦争も
反対です。
日本(政府)の
ロシア(政府)化が
心配ですが、
沖縄戦の教訓
(「軍隊は住民を守らない」)を
忘れてはいけない
と思います。
一人一人が
自分の中の
“戦争体験(恐ろしさ)”を
風化させては
いけない! 50代男性
テルヤ静子さんは
父親の
どうしても
日本の教育をと
ハワイから
沖縄の積徳女学校へ。
父親の元に
帰ることなく。
父は
大変悲しい思いと
後悔を
しておりました。 80代女性
何回も
この映画を
見ても
本当に
戦争を
してはいけないと思う。
この映画を
作ってくれて
ありがとうございます。
今後も
この映画を伝え
平和を願い
今後も
次の世代へ
伝えていきたいです。 40代女性
感動の
ドキュメンタリーでした。
海燕社さん、
城間さん(今日、代表であることを知りました)
ありがとうございました。
国会で
議員達にも
ぜひ見せたい映画です。
風化させたくないなら
この作品の様な
映画を見て
しっかした考えと
行動する力の
もとにしたいです。
海燕社の
活動の功績は
大きいです。 70代女性
日本軍は
沖縄を守る為の
軍ではなく
本土防衛の為の
作戦だったのですね。
又、
日本軍の隊長は
自決ではなく
ふじ学徒隊をひきいて
白旗を
かかげるべきでした。
戦争は
いつの日も
同じようで
つらい思いを
しています。 70代男性
ひめゆり学徒隊しか
知りませんでした。
今回、
大典寺の
石碑をみて
インターネットで
映画上映を
知って
来る事ができました。
おどろく事
ばかりでしたが
一番
衝撃的だったのは
戦後八重山で
自殺された方が
いらした事です。
私の様に
一人でも多くに
ふじ学徒隊を
知って頂きたいと
思いました。 30代女性
戦争のない世界に
なるためには
どうすればいいのか。
命の大切さを
本当にわかっていれば
人を殺す戦争は
できないと思うのですが。
ギセイになるのは、
結局
関係のない一般人で
戦争を始めた人ではない
と思うのです。
戦争を
経験した世代の方々が
少なくなる中、
こういう映画
映像を
見る事で
戦争や命について
考える機会になれば
いいと思います。
今回この映画は
はじめて
見たのですが
もっと多くの人に
見る機会が
あればいいと思いました。 40代女性
午前中
牛島司令官の
お孫さん
(平和活動家)の
平和勉強会に
行ってきました。
午後
この映画を
観せて頂き
この映画の重要性を
とてもとても感じました。
この映画を
もっともっと
沢山の方々に
観て頂きたいと
思いました。
素晴らしい映画を
ありがとうございます。
修学旅行生などにも
見せてあげたいと
思いました。
今後ともご活動を
ご声援申し上げます。 50代女性
先日の
慰霊の日に
友達から
彼女の戦争の話を
聞きました。
彼女の歩いたであろう
道を車でたどりました。
戦争は
私達が生きている間
終わりません。
しかし今
全く戦争を知らない
人達が
平和ボケをしている
この沖縄のことが
心配です。
私は年寄ですので
どうなるのかと
気になります。 70代女性
悲しすぎます。
平和を
もっと
祈りたいです。 60代女性
5月22日に
なぜ
降伏しなかったのかとの
司会の方の言葉が
残ります。
月日が経ち、
体験者が
年々
少なくなっていく中で
体験者の方々の
生の声をもとに
記録されたこの映画は
これからも
上映を
続けて欲しいです。 70代女性
5月に
東京より
転勤で
引っ越してきました。
本土復帰50年に
あたる年に
何か意味を感じ
今一度
沖縄の歴史を
学びたいと思い
映画を
拝見させて頂きました。
日本人として
知らないことが多く
勉強になりました。
平和の大切さを
考える機会となりました。
ありがとうございます。
5/22についても
勉強したいと思います。 40代女性
本当に
貴重な
証言の映画を
製作していただいた。
見ることができて
よかった。
親が
体験した世代です。
話しをききたいと
思います。 50代女性
戦後77年
戦争体験者も
高齢になり
戦争体験を
語り継ぐためにも
映画ふじ学徒隊の
上映の機会を
増やして頂きたいです。 70代男性
県外から
那覇に
観光で来ましたが、
この映画上映を知り、
予定を変更して
観させて頂きました。
戦争の悲惨さ、
残酷さが
生きて
伝わってきて
言葉もありません!
もっともっと
県外での上映が
されることを
願っています。 70代男性
かなしい事が
多かった。
その中で
生きのこる事が
出来た事を
うれしく思います。
その為に
兵隊さん達の判断や
幸運が
少しすくわれる
気がした。
戦争をしたら
だめだと
あらためて
実感した。 40代男性
絶対に
2度と
戦争を
してはならない。
今の
平和を
大事にしたい。
むかしの
日本の
軍国主義は
今の
ロシアと
何も
変わらないと
思う。 80代女性
隊長の
判断の大切さを
知りました。
学徒隊の
運命は
隊長に
伝えられていたのですね。
野村監督は
良く記録を
残してくれたと思います。 60代男性
はじめて今日は
映画をみて
ほんとうにあった戦争
私も姉が
この戦争で
亡くなっています。
今のウクライナ戦争
どうして
早く終了することが
出来ないんでしょうか?
こらからの
世界平和を願い
二度と
この忌まわしい戦争が
この世の中から
無くなっていくように。
今回
映画製作した
海燕社の
ますますの発展を
願うばかりです。
頑張って下さい。 70代女性
実際に
体験した方のお話
とても
心に響きました。
こんな思いをする人が
二度とないような
世界になると良いと思います。
見ていてとても
辛い気持ちになりますが
知らなければ
ならない事だと思います。
平和に
感謝します。 50代女性
映画『ふじ学徒隊』の
チラシをみて
初めて
ふじ学徒隊を
知りました。
沖縄戦のことを
忘れずに
平和を願って
いきたいです。
自分の
出来る方法で
平和を
願っていきたいです。 60代男性
今現在
ウクライナで
戦争が
始まっており
まさか、
まさかの戦争です。
遠い昔の事だと思ったら
現実に戦争が・・・。
平和のありがたさを
この映画を通して
今一度
考えて欲しいですね。 70代女性
ありがとうございました。
事実に
史実に
忠実に
よくわかり
伝わり
伝えたい作品です。 50代女性
「必ず生き残れ」
「親元へ帰れ」
この言葉だけでも
命の大切さを
感じられずには
いられないです。
生きている幸を
感じています。
ほんとうに
泣けてきます。
命は
大切
人の命も
他の食となっている
動物の命も
大切に
されるべきです。
すべての命が
大切です。 60代女性
戦争さえ
なければ
楽しい
女学生生活を
送れていたはずなのに。
苦しい思いで
亡くなる人が
いなかったはずなのにと
思うばかりです。
“ふじ学徒隊”という存在を
今回
初めて知りました。
小池隊長の
最後に残した
学徒隊への言葉に
感銘を受けました。
平和が
いつまでも続くようにと
願うばかりです。 40代女性
大変良かったです。 70代男性
若き女生徒たちや
沖縄県民、
私達の
祖先の人達が
今、
ウクライナ戦のように
戦っている映像に
涙が止まらなく
今、
この人達の分まで
私たちは
生きていかなければ。
ねたみ、うらみなどない
世界になって欲しい。
何度みても
今回は
テレビで
ウクライナ戦を
見ていて
心を痛めているだけに
心うたれました。 50代女性
積徳女学校の
みなさま
大変
ごくろうさまでいた。
今
ウクライナで
同じ事が
くりかえされているかと思うと
心が
痛みます。 70代女性
いつの世でも
「生きる」ということは
とても
たいへんだと思う。
決して
自分で
命を絶つことをしては
いけないと
改めて感じた。
今は
たいへんでも
未来は
明るいと信じて、
生きていこうと思えた。
いかにしたら
平和になれるかと
考えながら
少しでも
自分にできることを
みつけて
前進しよう。 60代女性
ふじ学徒隊のことは
知らず
今回初めて
聞きました。
数々の証言が
貴重で
命が助かっても
終戦後
自ら亡くなった方
ふるさとの歌を
歌えなくなった、など
戦争は
命が助かっても
大きな傷を
背負っていること
また
解散命令が出て
「絶対に死んではならない」と
強く言われたことを
うらめしく思ったという
複雑な気持ちを持つほど、
この先に
希望が持てないという
絶望感
大変な経験を
されたということを
改めて知り
胸が苦しくなりました。
この映画、
ふじ学徒隊の
みなさんのことを知り
改めて
戦争の悲惨さを
感じました。 50代女性
すばらしい映画でした。
今さらながら
野村様や
海えん社の
スタッフの皆様に
敬意を表します。
この世の
すべての人たちの命に
改めて
重さを感じます。
命
万歳
ありがとう。 70代女性
証言者の方達は
苦しい思いで
証言をされていると思います。
私達には
計り知れません。
この思いは
後世に
しっかいと
引き継いでいかなくてはと
強く思います。
辛く
悲しい映画でしたが
生の声を聞けて
平和が
当たり前ではないと
感謝します。 50代女性
映像を
残して下さり
感謝致します。
初めて見ました。
ひめゆり学徒隊の事は
よく知られているのに
ふじ学徒の事は
知りませんでした。
日本の
軍隊の
天皇の為に
何故
かくも悲惨な目に
合わなければなrないか!
私の体重は38K
しかし証言された方は
30Kだったという・・・。
戦争好きな権力者達
(自分達が血を流すことはない)
軍需産業の奴らが
これでもかと
武器をつくり続け
ほくそ笑んでいる。
今の状況
宮古
八重山での
避難訓練?
戦争の足音が
ヒタヒタとくる。
私達は
もっと危機感を
持たなければならない。
特に若い方達に
考えて欲しい。 70代女性
風化させては
いけませんね!
みんなで
平和を願い
上映会
これからも
続けて下さい。 40代男性
学徒隊の方々の
恐怖
悲しみを
過去の事
としてではなく
自分の
身の上の
問題として
若い人々、
幼い子ども達が
考えていけるように
環境をつくり
平和のありがたさ
命の重みを
心に刻むよう
大人は
努力して
いかなければ
ならないと思いました。
次は
娘や孫たちと
見たいと思います。 70代女性
あらためて
考えさせられました。
それでも
戦争が
続いていることが
本当に
残念です。 50代男性
考えることがありすぎます。 70代女性
母の仏前に
今日の上映を
伝え、参りました。
平和を祈って、
制作委員かのメンバーとして
生きがいをもって
やりがいをもって
この映画を
送り出し
今は
天国から
見守っていますが
十年たった今、
ウクライナの
突然の戦火
平和へ
向かっているとは
思えない現在
今だからこそ
この映画を通して
世界の平和を
多くの方へ
伝えてほしいと
天国の母のともに
強く祈りました。 60代女性
戦争の
残虐さ
苛酷さ
非人間性
そして
日本の
軍国主義の
ひどさ
大まちがい
悪徳さを
再認識しました。
これを
日本の将来に
どう生かすかを
国民
全員が
真摯に
考えるべき。 70代男性
とても
感銘を
うけました。
一人一人の
元学徒隊の
言葉が
心にひびき
身にしみました。
沖縄戦の
名を借りて
戦争を
賛美しよとする
映画も
作られています。
怒りを感じます。
戦争を
起こした者の責任を
ゴマかすような
映画には
NOと言いたい。
本映画は
戦争を
生き抜いた
少女達の目線で
描かれ
沖縄戦の実相を
表していると
思います。
今後も
語りつぎ
上映し続けて
頂きたいです。 50代女性
ふじ学徒隊のことは
今回はじめて
知りました。
多くの人に
観て欲しいと
思いました。 40代女性
友人のお母さまが
関係者ということで
本日
映画をみました。
体験者の証言と
戦況を
実際のフィルムも
交えつつ
構成されていて
沖縄戦のことを
知ることができました。
ありがとうございました。
ふじ学徒隊の3人の戦死者。
戦後
八重山で
亡くなられた(よしみさん)も
戦死者として
追悼しています
ということが
印象的でした。
戦争は
はじまったら
かんたんには
やめられません。
そして
やめたあとも
人を苦しめ
死に
至らせるのだと思います。
戦争を
体験した人は、
その体験を
ずっと
持って生きていくのです。
そんな
重いものを
持っていく人生を
生きる人が
いない世の中にしたいと
思いました。
この映画を
製作上映
ありがとうございました。
今日、
誘ってくれた
友人にも感謝です。 60代女性
体験者の
方々の話は
何度も
聴いて
心に
焼きつけなければ
ならないと思った。
また
上映会を
やってほしい。 20代男性
次世代に
どのように
伝えていくか。
考えさせられる映画でした。
子や孫に
できるだけ
語っていきたいと
思います。
“思います”ではなく
“語っていきます”
そして共に
考えていきます。 50代女性
〈映画会を振り返って〉
『ふじ学徒隊』
製作10周年記念映画会
無事終了致しました。
ご鑑賞のお客様、ありがとうございました。
会場準備、座席指定、受付、司会、上映…
今会もボランティアスタッフが助けてくれました。
ありがとうございました。
沖縄タイムス、琉球新報の沖縄の新聞2紙、
ぴらつか暦、カレンド沖縄のウェブサイトをはじめ
映画の宣伝に沢山の方がご協力下さいました。
ありがとうございました。
今回の映画会は
製作10周年の節目として
野村岳也監督の3回忌追悼として
企画しました。
2年前に野村監督が他界され
その2か月後に
追悼上映会を開催しました。
追悼上映会のために製作したのが
最初に上映した『映画監督野村岳也』です。
野村監督と沖縄とのつながり
『イザイホウ』『ふじ学徒隊』とのつながりを
知ってもらいたいと併映しました。
野村岳也監督は
おだやかな方でした。
海燕社の奥のベンチソファーに座って
松本清張、藤沢周平などの文庫本を
読んでいる姿が今も目に浮かびます。
時間があると本を読まれていました。
「同じ時代に生まれたらみな同級生」
野村監督のその言葉に甘えて、
私は20代の頃から友達のように
野村監督には言いたい放題、
当時、助手の立場にもかかわらず
野村さんの作品の構成、ナレーション、編集に
歯に衣着せずに持論をぶつけました。
おだやかな野村さんでも批判されると
流石に渋い顔をされることもありましたが
意見に納得すると大抵褒めて
受け入れてくれました。
後にも先にもそのような
懐の大きな先輩は野村監督しかいません。
野村岳也監督は
沖縄に深い愛情を持っていました。
常に沖縄をやさしくみつめていました。
私が最も尊敬するところが
野村監督が謙虚であったということです。
私からみればうちなーんちゅ(沖縄人)の私よりも
沖縄のことを学び知っていたのですが
決して「しったかー」(知ったかぶり)をしない。
まるで初めて沖縄に来たように
いつでも目を輝かせて沖縄をみつめていました。
そのような人柄だったからこそ
『イザイホウ』や『糸満の女』が撮れたのだと思います。
野村監督のあたたかな人間性に惹かれ、その土地の人々も
自然とあたたかな人間性で呼応していったのではないかと思います。
『糸満の女』では
ナレーションが不適切だと言う方もおられ、
また野村監督自身も後悔されていましたが、私は気になりません。
かえって微笑ましくさえ思います。
30代の野村監督の糸満への愛情表現の一つと捉えています。
『イザイホウ』『糸満の女』
映像をみればわかるのです。
愛情をこめたカメラワークと構成。
生き生きとした沖縄が映っています。
『ふじ学徒隊』も同じです。
野村岳也監督だからこそ撮れたのだと思っています。
ふじ同窓会役員のみなさまが
名もない海燕社に制作を託して下さったのは
監督が野村岳也だったからだと思います。
ふじ学徒隊の言葉をありのままに伝えること。
わかってもらおうと説明しないこと。
映像力を最大限に生かし丁寧に表現すること。
行間を作ること。
映画『ふじ学徒隊』の製作で
海燕社が意識したことです。
行間がある映画とは
観る人が入っていく隙間を持つ映画。
説明をしすぎると映画は止まります。
観た人も映画そのものもも育たなくなります。
野村監督は観た人が自分で行間を埋められ
自分で作り上げることのできる
柔らかな映画『ふじ学徒隊』を作りました。
だからこそ何度でも観て頂きたいです。
自分の映画『ふじ学徒隊』を何作も作って頂きたいです。
『ふじ学徒隊』
製作10年目にあらためて
製作にご協力下さいましたみなさまに
敬意と感謝の気持ちを捧げます。
思い出したくない辛い戦争体験を
カメラの前で語って下さった
10名のふじ学徒隊のみなさま
ありがとうございました。
映画製作に全面協力して下さった
ふじ同窓会4人の役員さま
ありがとうございました。
この10年で
学徒隊の仲里ハルさん、真喜志善子さん、
ふじ同窓会会長の新垣道子さん、副会長の與儀尚子さん
豊見城の避難民の話をして下さいました大城正棋さん
そして海燕社の野村岳也監督が他界されました。
戦後77年。
ますます
海燕社にとって重い作品です。
大切な作品です。
製作の責任を感じています。
多くの人に伝えるためにどうすればいいのか。
考え続けています。
製作した当初
話題になり
劇場上映、上映会もあり
映画祭に声もかかったり
学校上映もありました。
しかし、時が過ぎてゆき
動きが次第に無くなっていきました。
映画館で毎年上映してもらえないかと
本土の数館に声かけたこともありましたが、
集客に責任を持てるのかと問われると
なにも言えませんでした。
そんな中から
海燕社主催の映画会が出来ました。
『ふじ学徒隊』を自分達で上映して
観てもらうしかないと考えて生まれたのが
「海燕社の小さな映画会」なのです。
今では様々な映画を上映していますが
『ふじ学徒隊』が第一回作品です。
これからも「海燕社の小さな映画会」
毎年6月会は『ふじ学徒隊』を上映していきます。
この映画会を基軸に
10年目を新たな出発点として
『ふじ学徒隊』をまだ知らない
多くの人に届ける努力をしたいと思います。
映像作品は完成して後からが大事です。
一人でも多くの方に観てもらうことが、
映画に出演して下さった方、
映画製作を応援協力して下さった方への
恩返しだと思っています。
また映画にとっても幸せなことです。
まだ予断を許さないコロナ禍、
映画会の定員を
会場の半数の102名としました。
会の第一目標は定員半数の50名、
第二目標が70名です。
上映会当日のご鑑賞者は76名。
(招待7名様、高校生以下5名様)
第二目標に届いて嬉しいです。
ご鑑賞のみなさま、ありがとうございました。
上記は63名のお客様の映画の感想です。
感想を書いて下さり
ほんとうにありがとうございました。
今回は10才以下、10代、20代の
若いお客様が感想を書いてくれて感激しています。
若いお客様、ありがとうございました。
お客様の全感想を
ブログで紹介する活動を続けています。
海燕社のスタッフだけで
読むにはもったないと思うからです。
映画会のお客様全員と
感想を共有したい、
映画製作者様に
お客様の感想を伝えたい、
映画会に来れなかった皆様に
映画会と映画の情報を伝えたい、
そんな思いで感想を打ち込んでいます。
これからも続けます。
ご協力をよろしくお願いします。
城間あさみ
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