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2013年05月29日

自主上映会 沖縄国公労気象支部那覇分会・那航分会

自主上映会 沖縄国公労気象支部那覇分会・那航分会 の感想です。(2013.5/9、5/14)


【平和が一番】
当時の映像があるということに改めて驚かされた。
元学徒隊のみなさんの話や写真から戦争の怖ろしさが
十分に伝わるが、映像は強烈でした。
ふじ学徒隊の皆さんが体験の一部分を残していただいたおかげで
私もほんの少し共有できた気がします。もうたくさんです。平和が一番。(N)



【憲法改悪、でーじナイン】
ふじ学徒隊のことはあまり知らなかった。
手術で切断した負傷兵の腕を女学生が夜に捨てに行く、
砲弾の飛び交う中を腐乱死体を見ながら逃げる、
一緒に逃げた子が戦闘に巻き込まれて死ぬ・・・地獄のようだっただろう。
去年の4.28自民党式典で安倍首相は、「教育基本法を変えた。みなさん次は憲法です」と
言っている。改憲を許したら、でーじナインびー!(S)



【「君たちは、死んではならない…」】
私が率直に思ったのは、誤った思想の恐ろしさと、
どこまでも人間を人間と見る思想の崇高さ・・・です。
映画の冒頭、多くの学徒隊で多数の死傷者が出たが
ふじ学徒隊では3名しか出さなかった旨の説明から始まります。
はたしてたんなる偶然でしょうか?
それとも奇跡的な話でしょうか?
別の学徒隊では、本土からの命令にただ服従し
激化する戦闘の中で学徒隊を解散したそうです。
なかには、生徒たちと共に手榴弾で自決行為に及んだ先生もいたそうです。
体力のない女性は・・・生きて辱めを受けるより、死ぬことが正義・・・と教えられた学徒隊・・・
戦死者の多くは、この教えから出たと考えられます・・・。
一方、ふじ学徒隊隊長の小池少佐(軍医)の行動・・・に胸を打たれます。
軍の解散命令が出た後、しばらく戦況が落ち着くのをみた上で
学徒隊を解散するのですが、その際、次のことを告げます。
「死んではならない。あなた方は、明日の未来を担う任務があるのだ。
繰り返して言う、死んではならない」との言葉を残し、
小池少佐は最後のグループが壕を出た後、自決します。
小池少佐の最後の言葉は、日本を建て直し、アメリカに報復して欲しいとの意味でしょうか?
彼は戦況が激化するなかで、学徒隊の前で「申し訳ない」と述べています。
わずか25名の学徒隊ではありましたが、長としての責任を全うした立派な姿だと思います。
(戦争を肯定するわけではありません)また、海軍の大田司令官が自決前に打った
「県民に後世特別の配慮を・・・」との電報・・・、方言を喋っただけでスパイ容疑をかけ、
赤子の泣き声を止めるために命を奪う・・・そんな悲惨な戦争下でどうして、
このような考えにいたったのか・・・死ぬ前のたんなる罪滅ぼしでしょうか??
私は、戦争真っ只中、これまでどんな教育を受けていても、
上からどんな命令が下されようとも、彼ら2人には、最後の最後まで
人間を人間として見る崇高な精神が残っていたのだと思います。
現在の日本を取り巻く内外の情勢・・・願わくば、国のリーダーと言われる人は
民の事を一番に考える人になってもらいたいものです。(T)



  感想をお寄せ下さり感謝です。
  有難うございました。


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Posted by カイエンシャ at 13:43 │自主上映会